こんにちは、ギンジローです。
まだまだ朝晩寒いですが、良い気候になってきましたね。
春めいてくるとお出かけしたくなります。
我が家でお出かけ、といえばなぜか山のほうに行くことが多いです。
別に登山とかではなく、立地的なことが大きい。
まず、奈良には海がない。
そして、奈良盆地の周りは大体、山(笑)
そして、子供たちが行きたがるのが大体温泉や自然豊かなところでして、山にあるか山を抜けないといけない所にあることがほとんどです。
そういえば街に行きたがることはまあないですね。
自分たちで行けますし。
ですので、私が車を出して遠出するときはたいてい山道がつきものです。
愛車がベルファイアですので、あまり狭い道は困るんですが・・・
数年前、初めて洞川(どろがわ)温泉に行きました。
奈良県天川村にある温泉郷で、標高800mあまりの高地にあります。
温泉以外にも鍾乳洞や龍泉寺、天河大辯財天社などがあり、とても良いところでした。
しかし片道80km・・・なかなかの距離です。
カーナビ&携帯ナビで行ったのですが、ナビに従って走っていると途中からヤバい道に入ってしまいました。
激狭で急な山道。
木々深く、午前中なのに薄暗く、退避する場所もない状態が延々と続く。
対向車が来たら終わりだ・・・
子供たちも不安なのでしょう、口数が減っていました。
ちゃんと下調べせずナビ任せにしたことを後悔しつつ、ただただ対向車が来ないよう、そして早くこの道から無事に抜けれるよう祈りながら走ります。
そして、突然1本のトンネルが現れました。
うわ。マジか。
その異様さに、全身が拒否しますが、1本道なので選択肢はありません。
私は息を止めトンネルに入ります。
全身総毛立ちながら必死で抜けました。
その恐怖たるや-
久々に本気でヤバい道でした。
その後しばらくしてようやくそこそこの広さの道に、無事洞川温泉郷に着くことができました。
その後は鍾乳洞や寺社を巡ったり温泉を楽しみ、そしてもう絶対にあの道を通らないよう入念にルートを調べて帰路につきました。
後で調べて分かったのですが、あの恐ろしいトンネルは「小南トンネル」でした。
長女と次女はただ暗くて狭いと見た目が怖かっただけのようですが、やはり長男は私と同じように全身鳥肌が立ったと話していました。
詳しく調べるのも画像を見るのも怖いので、詳細は知りませんが、私の感覚では。
トンネル内部は無数の黒い影、念でびっしり覆われていました。
今、これを書くにあたり天川村の観光ページを見ると
「お車でお越しの際は中継点として必ず『天川村河合地区』を選択してください」
と赤字で大きく記されています。
私たちが通った小南峠越えのルートを通らないように、と。
その意味合いは違うのでしょうが、もしも洞川温泉に行かれることがありましたら、くれぐれもお気を付けください。
たまにあるのです。
本当にヤバい道、通ってはいけない道が。
私ももう二度とあの道を通ることはないでしょう。
そして、遠出の際はちゃんと道幅や実際の画像で確認するよう気をつけています。