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お札

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お札

こんにちは、ギンジローです。

突然ですが、みなさまは神社やお寺のお札っておうちにありますか?

我が家では毎年年初めに神社にお詣りしたときに新しいお札を受けてお祀りしています。

昔は全然そんなことなかったのですが、子供が生まれてからお宮参りや七五三などなど、ご祈祷を受けるとお札も授かるのでお祀りするようになりました。

それでも、

「せっかくいただいたから、とりあえず飾っておく」みたいな感じでした。(←失礼)

そんな私でしたが、ある時、お札の力を知ったことがありました。

UnsplashDan Cristian Pădurețが撮影した写真

15年以上前になりますが、お正月に子供たちを連れて実家に行きました。

私の実家は私の家から車で5分ほど、仕事柄(看護師)実家の協力が不可欠で、普段からよく子供たちをみてもらっていました。

実家にはいつも春日大社さんのお札をお祀りしていましたが、その日はたまたまありませんでした。

姉夫婦が春日さんに初詣に行くので、古いお札を納めるために持って行ったのです。

その後、姉から連絡があり、1日くらいなくてもいいだろう、その次の日に新しいお札を届けるから、とのことでした。

その夜。

UnsplashDan Cristian Pădurețが撮影した写真

母の鏡台(三面鏡)が倒れ、鏡が粉々に割れました。

母の父、つまり私の祖父が母の嫁入り道具にあつらえた桜材の鏡台でした。

私の幼い息子が鏡台の上に乗ったところ倒れてきたようでした。

それまでも何度も子供たちが乗っても大丈夫だった(私自身子供のころ乗っていますが)のに、その時だけは。

私は義兄に電話をしました。

「ごめん、やっぱりお札、今日ほしい。」

説明するまでもなく義兄もすぐに異変に気付き、

「今から持っていくわ。」

とすぐにお札を届けてくれました。

「1日くらいなくても大丈夫やと思ったのに、あかんかったなあ。」

と義兄。

「ごめんね、やっぱないとヤバいみたいで。」

と私。

母の手前、あえてそれ以上話しませんでしたが。

お札が来ると同時に消えましたが、すでに他界していた祖父の鏡台が、身替りにならなければならないほどのものがいたのが、お互い分かっていました。

祖父が守ってくれたのは、私の息子だったのか、母なのか-

UnsplashDan Cristian Pădurețが撮影した写真

分かりませんが、

ああ、お札ってすごいんだ

と初めて身をもって知ったのでした。

それ以来、私の家でもお札は欠かさず置くようになりました。

おじいちゃん、ありがとうね。

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